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KAWACHIの兵法
こんにちは、KAWACHIです。
前回も書いた下の言葉が、自分でちょっとだけ気に入ってますww
- 敵を知り、己を知れば、百戦これ危うからず。(孫氏の兵法)
- 支出を知り、収入を知れば、老後これ危うからず。(KAWACHIの兵法)
まぁ実際は知っただけじゃ駄目ですがw、そもそも明確に見えてるものは理解できるし対策も考えやすくなるはず!
曖昧なままだと何をしていいかもよく分からないし、モチベも上がりません。
というわけで今回はまず支出を明確にしてみようと思います。
老後生活の支出を明確にしよう
老後に必要なお金が明確にならないのは何故?
今まで、老後の生活にいくら必要かなぁ?と何度も考えてきましたが、明確に出来たことはありませんでした。
専門家の人達も、1億必要とか1000万必要とか人によって言ってることが全然違います。
なんで明確に出来ないかって考えてみると……。
- 老後の自分の生活が、経済的にどれくらいアクティブか分からない
- 自分や身内の病気、その他のアクシデントが予測できない
- 老後に必要な税金の類が分からない
といったあたりが大きいのかなぁと思います。
税金はある程度予想できるし、分からなかったら調べることも出来ますが、残りの2つは未来が見えない限り分かりませんよね。
65歳未満なら、年金受給額が1年に70万以下なら年金による所得税はなし。
65歳以上なら、120万以下なら所得税なしです。
平均的なサラリーマン世帯だと、(今は)夫婦で年に250万くらい貰っていて、65歳未満は税金が8万くらい、65歳以上は7.5万円程度のようです。
(ぼくらが貰うときはもう少し受給額が減ってそうですね。)
どうすれば支出を明確に出来るのか
じゃぁどうすれば明確に出来るのか?ってことですが。
出来ないですよね?、未来のことなんて分からないから。
見当をつけることさえ難しいです。
でも逆にいうと、そのときあるお金の範囲で生活していくしかないわけです。
ってことはですよ?
3つくらいの基準に分けて考えたら明確な目標を作ることが出来ると思うのです。
つまり、
- 窮屈ながらもなんとか生きていけるC基準
- あまり無理なく生活出来そうなB基準
- ちょっとなら贅沢できそうなA基準
の3つを作って、最低でもC基準の場合の生活は成り立つようにする、という目標にすればいいや、と考えました。
そして、C基準が大丈夫そうになってきたらB基準を目標にします。
こうして考えると、老後の生活費そのものを明確にすることは出来ないものの、どこを目標にすればいいかは明確に出来ると言えそうです。
これは読んだ本とかに書いてあったのではなく、僕のオリジナルです。
まぁ、誰でも思いつく範囲のものだとは思いますがw、でも考える手順として悪くないと思うんですよね。
KAWACHIの老後の生活費例
というわけで僕もこの自分ルールに従ってC基準、B基準、A基準を決めてみます。
毎月、何にいくらかかるかを考えて、それぞれの基準を決めていきます。
多分、「〇〇にいくら必要」と書くと人によっては「え?そんなにいらねぇだろ、節約する気ある?」とか感じる部分もあるかと思います。
実際、それは節約できるものかも知れません。
でも、とりあえずは今の自分の生活レベルから考えます。
出来るかどうか分からない目標を立てても仕方ないですもんね。
節約できるかどうかとかは、また次のステップで考えていきます。
C基準-窮屈だけどなんとか生きていけるレベル
住居費用
僕の場合、とりあえずは最低レベルを月あたり4万5000円とします。
今、東京に住んでいて、毎月13万以上の家賃を払っています。
今は仕事の関係があるので、引っ越すことは考えてません。
引っ越すとすれば、今の仕事をやめた後、65歳くらいになってからかなと思います。
65歳以降であれば、今よりちょっとだけ不便な位置に引っ越して、ずっとそこに住むのもありだと思います。
となると、95歳まで生きると仮定したら住居を購入してしまう方が賃貸より安そうです。
ぼくたち夫婦2人が不自由なく生きられる範囲で安い住居と考えると、1000万もあれば十分探せると思います。
多分、価格的にマンションになりますね。
65歳時点でキャッシュで購入すると想定して、95歳まで生きるとします。
65歳時点で1000万+老後の生活に必要な他のお金があればいいわけですが、分けて考えると計算が難しくなりそうなので、今は1000万を30年で割り、1年あたり33.3万の老後生活費が必要だと考えます。
1ヶ月に換算すると、約2.8万円です。
マンションの場合、修繕積立費や管理費を払わなければならないため、それを1.7万円として計4.5万円です。
もっと地方に引っ越したり、海外に移住したりする方法もあると思いますが、友人も首都圏に集中しているし、子供の頃からずっと首都圏に住んできたこともあります。
現在の僕が想像するC基準は首都圏のなかの少し不便なところです。
C基準さえ満たせなかったときは、妥協案もあるってことですね。
光熱費
電気・ガス・水道で1万円。
もっときりつめられるかも知れませんが、今も電気代が月に15000円とかになることがあるので、一旦の目標は10,000円にしておきます。
今年の夏みたいに異常に暑いなか電気代ケチってたら、命にかかわることもありますし。
通信費
これも将来、今とは全然違う文化になってるかも知れませんね。
でも今の基準で考えたら、夫婦のスマホ2台を格安スマホにして、それ以外にPC用にネット使用するとしたら8000円くらいは必要そうです。
※格安スマホ2000円*2台+自宅ネット3000円+消費税やら追加電話料金の計算。
食費
老後はそんなに食べないかも知れませんね。
でも今予想できる範囲で考えるなら、2人で5万くらいは欲しいです。
小遣い
30年生きていくつもりなのだから、ゼロというわけにはいかないですね。
どう考えても最低2万*2人=4万は欲しいです。
多分、それでも相当に苦しいです。
雑費
その他の雑費に最低でも3万は必要と考えます。
C基準の合計
ここまでの合計で18.3万です。
その他の臨時支出があることも考えると、めちゃくちゃ抑えても月20万が限界かな、って感じです。
今の僕たちの生活と比較すると多分、相当苦しいですね。
いつもお金がないって言いながら生活しそうな気がします。
B基準-あまり無理なく生活できるレベル
C基準と同じように考えていくと以下のような感じです。
住居費用
5万。少しだけ上げました。
光熱費
2万。現在が平均してそれくらいだと思います。
通信費
1万。スマホは格安にするけど、それ以上はケチらないレベル。
食費
8万。2人で8万なら、ちょっとゆとりあると感じてます。
小遣い
4万*2人=8万
妻は多分、少ないと感じると思いますww
僕は4万あれば平気です。
雑費
5万。
すこし上げました。
B基準合計
29万ですが、これに臨時支出用として+4万して33万。
多分、世間の平均値で考えても、これくらいが老後生活費として妥当かも知れませんね。
統計によると、夫婦2人の老後生活で27万円くらいが平均だとどこかに書いてありました。
でもその統計は、住居費用がほとんどかかってない人が大半(持ち家持ってる人が多い)だったので、持ち家なしで月33万は結構平均値な気がします。
A基準-ちょっとなら贅沢できそうなレベル
同じように考えていきます。
住居費
10万。これだけあれば僕らは不自由ないです。
光熱費
3万。ちょっと使い過ぎなくらいですね。
通信費
2万。2人とも3大キャリアでも大丈夫そうです。
食費
10万。ときどき外食しても余裕ですね。
小遣い
6万ずつ、計12万。
おじいさん、おばあさんでこれだけあったら十分ですよね。
雑費
8万。
余ったらちょっとためて旅行もできそうですね。
A基準合計
合計45万です。
これだけあれば十分です。
ちょっと余りそうなくらいなので、臨時支出は計算しません。
大きな臨時支出があったらNGだけど、そこは計算したらキリがないので。
持ち家がある人は、その分だいぶ有利だと思います。
これから購入したいと考えてる人もいると思います。
購入するか賃貸にするかの判断基準は、もう一生引っ越さないかどうかが一番のポイントだと僕は思ってます。
購入してから、仕事や親の介護などの理由で引っ越すことになって売ってしまったら、損する可能性の方が高いですよね。
「貸せばいいんですよ」って不動産の人は言うだろうけど、年々貸すのも難しくなってるはずです、特に首都圏以外は。
ちなみに売却時に損しにくいのは、築年数が深い(古い)中古物件かつ駅から近い物件です。
十分に中古なのでもうあまり下がらないし、駅から近くて便利ならニーズがあるからですね。
目標が明確になった!
3段階ではありますが、目標が数字として明確になりました。
僕の場合、C基準:20万、B基準:33万、A基準:45万となりました。
相当に差がありますね!
最低でもC基準で生活できるようにして、出来ればB基準でいけるように、理想はA基準を目指す、という目標になります。
ぜひ、皆さんも一度、考えてみてください。
多分、人によって生活スタイルは全然違いますよね。
「年に1度の旅行は譲れないよ!」とか「車必須だから!」とかありますよね。
そこは、自分・自分達が受け入れられると思う範囲で考えたらいいんじゃないかなぁと思います。
だって、他人じゃない自分達の老後なんですから!